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How Google Works 書評

 

 How Google Worksを読み、

 
ビジネスパーソンとして、また将来的な起業を志している私にとって
斬新な考え、コンセプトが書かれておりました!
 
ビジネスパーソンとして自身に足りない部分は何か?」
「優秀な社員がある丸プラットフォーム作りには何が必要か?」
「働き甲斐を感じる職場のルールとはどのようなものか?」
 
がシンプルにまとめられており、
興味のある方は是非一読をオススメいたします!
 
今回は内容を2点抜粋します!
 

「スマートクリエイティブパーソンを惹きつけるプラットフォームを作る」というコンセプト
 
本書では、「ものを考えることを生業とする人々」
として称される「ナレッジワーカー」の中でも、
職務や組織構造に束縛されることはなく、むしろ自分のアイデアを実行に移すよう奨励され、
専門性とビジネススキルと想像力を併せ持つ、
「スマートクリエイティブ」と呼ぶ概念の人々を重要視しています。
 
以下抜粋
「こんにち成功している企業の際立った特色は、最高のプロダクトを生み出し続ける能力だ。
それを手に入れる唯一の道は、スマートクリエイティブを惹きつけ、彼らがとてつもない偉業を成し遂げられるような環境を作り出すことだ。
 
スマートクリエイティブは、自分の商売道具を使いこなすための高度な専門知識を持っており、経験値も高い。
わたしたちの業界ではコンピュータ科学者か、少なくとも日々コンピューターの画面上で起きている魔法の背後にあるシステムの理論や構造を理解している人材ということになる。
実行力に優れ、単にコンセプトを考えるだけでなく、プロトタイプを作る人間だ。」
 
本書ではスマートクリエイティブに居心地の良い環境を整備することが、
最高のプロダクトを作る上での戦略と記述されており、
このコンセプトを実現させるための人的リソースの確保や
適切なコミュニケーションノウハウ、
独自の経営哲学についてふんだんに記載されています!
 

事業にかけるリソースの黄金律「70対20対10のルール」
 
Googleはプロジェクト全体の割合を以下のようにデザインしているようです!
 
以下抜粋
『プロジェクトのほぼ70%はコアビジネスである検索と検索連動広告に関連するもので、
約20%が成功の兆しの見え始めた成長プロダクト、残りの約10%が失敗のリスクは高いが、
成功すれば大きなリターンが見込める全く新しい取り組みだった。
 
それをたたき台に長い議論を重ねた結果、「70対20対10」をリソース配分のルールにするという結論に達した。
リソースの70%をコアビジネスに、20%を成長プロダクトに、10%を新規プロジェクトに充てるのである。
 
このルールによって、常にコアビジネスにリソースの大部分を割り当て、有望な成長プロダクトにも投資する一方、
とんでもないアイデアにもいくばくかのサポートが確保され、予算削減のリスクから保護されるようになった。
10%というのは大したリソースではなく、それも好ましい点だ。』
 
新事業に対しコストの制約がない場合、
無駄なテストをすることが増えたり、
プロジェクトを無理矢理成立させるために正常な意思決定が妨げられる事が考えられますし、
また、事業が失敗した場合にそれを認めたり、後戻りすることが難しくなることを予見し、あらかじめ厳格なルールを決定した上で行動に自由を持たせているようです。
 
また制約が存在すること自体が、
試行錯誤が好きなエンジニア側の心に火をつける側面もあり
経営としてメリットしかない考え方であることに感銘を受けました。
 

 

 

興味のある方は是非一読をオススメいたします!
 
本文を最後までお読みいただき、ありがとうございました!