「NN(ニューノーマル)✖️影響力の武器」Vol.1 ~自動反応装置を理解し、ビジネスで活かす~
こんにちは!Keitaです!
今回は、ロバート・B・チャルディー二氏著「影響力の武器」の内容から、
これからの働き方として注目されている「ニューノーマル」
環境で活かす方法について特集していきます!
目次
自動反応装置とは?
情報過多の現代に対応する為、
人間は、役に立つことが多い情報に対し、
自動的に反応する習慣を身につけた。
この習慣は、安定して正確な行動を行うことや、
時間やエネルギー、精神能力を節約できるメリットがある一方、
利用情報のうち、一部だけに反応してしまう為、
間違いを犯す可能性が高くなる。
さらに、他の人間が何か利益を得ようと企んでいる場合、
間違いを犯す可能性が一層高まることが判明している。
信号刺激を操作することで、自分が望む反応を、
相手にとって不適切な場面で引き起こさせる技術が存在する。
承諾過程の多くは、自動的で簡便な反応を行おうとする、人間の習性に則ったものである。
私たちの文化の中では、大多数の人が、承諾を導く信号刺激を備えている。
そして、これらの信号刺激を自分の要求を通す(影響力の)武器として用いる人々が存在する。
NN(ニューノーマル)では、承諾誘導技術の攻防が求められる。
NN(ニューノーマル)では、
環境変化(コロナ等)、働き方の多様性に伴い、
就業形態・就業環境が多様化していくことが想定されています。
つまり、同じ職場環境で就業しないケースが増えることで、
数値に伴う成果を評価基準にせざるを得ない状況が生まれます。
その結果、安定して成果を上げる人材を見極め、
主要タスクを集中させることが考えられます。
ビジネスパーソンには、
これまで以上に直接的な成果が求められるのは勿論ですが、
成果を上げやすい環境を作り出す能力が必須になるのではないでしょうか。
限られた機会の中で成果を上げる為に、必要な内容を以下にまとめます。
成果を上げるために重要なこと
1.自動反応の存在を認め、情報への自動反応を極力減らす。
「定型的なメールでの質問に対し、同じ内容を返信した際、
実は相手の聞きたいことは全く違う内容だった。」みたいなことは誰しも起こる。
タスク管理を工夫し、可能な限り自動反応しないよう努める。
・他の案件が気になって内容理解を省いてしまいそうな場合は、
GTDルール基準で処理順を決定していく。
・一定時間をかけ、メール内容を理解できるまで読込むことをタスクとする。
2.承諾を引出す技術の存在を理解し、自分にとって不利な内容への承諾を防ぐ。
→
意思決定・承諾を要求されている環境では、
相手に承諾を引き出されていないか検討しましょう。
交渉のテーブルで即決するのではなく、一旦持帰るぐらいの慎重さがあって良い。
※即決する方がカッコよく見えるが、承諾を引出されない為に時間を投資すべき。
投資額が増えれば増えるほど、承諾を引出すプロが相手である可能性が高い。
3.承諾を引出す行動を取り、成果を上げやすい環境を整える。
2とは逆に、こちらの要求を通したい場合、
承諾を引き出す確率が上がる行為をふんだんに活用し、
成果を上げる確率を最大限に引き上げましょう。
ニューノーマル環境では、これまでの対面での承諾誘導は減り、
新しい誘導方法が生まれる可能性が高いです。
次回以降に触れる原理原則を学び、自分のビジネスにどう活用できるか
是非検討してみてください!