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超訳自省録 よりよく生きる 書評

こんにちは!Keitaです!

 

今回は、マルクス・アレクリウス著「超訳自省録 よりよく生きる」を特集します!

 

シンプルに人生を生きるための力強い言葉が詰まっており、

自分の人生を大切に、より大事にしようと思える本です!

 

 

マルクス・アレクリウスとは?

マルクス・アレクリウスは、紀元2世紀に生きたローマ皇帝です。

 

彼が激務の傍ら、就寝前に書いていた日誌が「自省録」。

彼はまた、古代ギリシアに始まるストア派最後の哲学者とされています。

 

マルクスローマ皇帝に即位した時代は、ローマ帝国の全盛期が過ぎており、

天災、疫病の蔓延、他国との戦争、信頼していた将軍との繁栄など、

衰退の影が見え始めていました。

 

次々に起こる問題に対し、朝から晩まで激務にさらされていたマルクスですが、

平和愛好家であったにも関わらず、50代以降の10年間の大半を戦地で過ごしています。

戦地の前線で書き続けたのがこの自省録であり、戦地で病没する10年間の間書かれてます。

 

本書では、日誌の中から、現代に生きる人にとって

意味を持つと思われる231章をセレクトして翻訳した書籍となっています。

 

何が学べる?

「いまを生きること」の大切さを思い出させてくれます。

 

過去の後悔や、迫り来る未来のことを考えず、

シンプルにいまを生きるためのメッセージが綴られています。


戦争や争いとは縁遠い日本に生きる私ですが、

「今を生きる」「動じるな」というシンプルなメッセージに心を撃たれました。

 

3日坊主や物事が長続きしない方は、この本を繰り返し読む事で、

継続性や、意志力の強さが備わっていきそうな、強いメッセージ性のある書籍です。

 

「いつ死んでも良い心待ちを持つ。実際、いつ死んでも大した差はない。」

 

目次

1.「いま」を生きよ

2.運命を愛せ

3.精神を強く保て

4.思い込みを捨てよ

5.人の助けを求めよ

6.他人に振り回されるな

7.毎日を人生最後の日として過ごせ

8.毎日を人生最後の日として過ごせ

9.自分の道をまっすぐに進め

 

印象に残った言葉

13.いま存在することが、将来の趣旨になる

ものごとは全て変化によって生じることを、絶えず観察すること。

 

自然が最も愛するのは、いま存在するものを変化させ、

それを似せて新たなものを作り出すことにある。

 

いま存在するものは全て、これから生じようとしているものの趣旨だ。

だが君は、台地や胎内に巻かれるものを趣旨だと考えている。

実に浅い考えではないか。もっと深く考えることだ。

 

 

14.変化しないものは役に立たない

誰が変化を恐れると言うのだろうか?

変化することなく、一体何が起こると言うのだろうか?

宇宙の自然にとって、変化ほど楽しく相応しいものがあるだろうか?

 

燃料の薪が変化しなければ、風呂に入ることもできないではないか・

食べ物が変化しなければ、栄養にならないではないか。

どんな物事であっても、変化しなければ役に立つことはできない。

 

では、君自身に取っても変化が必要であることが見て取れないのか。

宇宙の自然にとっても変化が必要であるのに。

 

184.なにごとにも動じない心を持つ

自分の外側で生じることには、動じないこと。

自分の内側にあることには、公平さがあるように。

意志と行為は、社会的に行動することで完結するように。

なぜなら、君はそうするように生まれついたのだから。

 

191.自信を持って自然体で取り組め

おどけ芝居、戦い、恐れ、麻痺、束縛。

こういった人生を取り巻く様々な煩いごとが取り集まって、

君がこれまで築き上げてきた信念を日々消し去ろうとしている。

 

だが、そうならないためには、君は何を見る際にも、

何をする際にも、次のようにしなければならない。

 

やらなくてはならない仕事は実務的に処理しながら、同時に思考力も働かせること。

また、知識を持っていることから生まれる、自身を持ち続けること。

ただし、その自信は、あえて見せびらかすことも、わざわざ隠すこともしない。